北方領土問題について問題を提起していた代議士が、所属政党を変える

イタルタス通信で配信された記事を和訳したもの)

原文: https://tass.ru/mezhdunarodnaya-panorama/6711261

 
北方領土問題について問題を提起していた代議士が、所属政党を変える」

--- 丸山穂高は公共放送NHKから国民を守る党に参加するもよう。 ---

東京 7月29日(イタルタス通信

衆議院議員である丸山穂高は、軍事手段によって領土を取り返すと言う失言によって、日本維新の会を除名された後に別の政党に所属することになるようだ。

記者たちに対して丸山穂高議員が語った内容によれば、彼は、「NHKから国民を守る党」に所属するようだ。

彼は、このように述べた。
「私は、党首の立花孝志氏に会い、入党に関して話し合いを持った。私は、NHK問題に大変憂慮しており、これからは立花孝志氏と共に活動を共にしたいと思う。」

また、党代表によれば、8月1日に始まる特別国会の前の7月30日に丸山穂高議員に党籍変更を求めたようだ。


丸山議員は、衆院議員の糾弾決議や多くの政党からの批判を受けても、繰り返し辞職することを拒絶している。

事件の顛末は、こうだ。これは今年5月中旬、丸山穂高と元島民たちは、ビザなし交流で南クリル管区にある国後島に同行した際に起きた。


5月11日の夕食時、丸山議員は、国後島の訪問団員(元島民)に向かって、これらの領土奪還の為に軍事的手段を行うことの正当性について意見を求めている。

その場にいた訪問団のトップは、「私は、戦争と言う言葉は、好きではない」と言葉を返した。


しかし、丸山穂高議員は止めず、「北方四島をロシアから取り返すことは可能です」と訪問団員たちに自身の持論を展開した。しかし、団長は丸山議員に、「戦争は必要ない」と反論した。

現在、ロシア政府と日本政府は、この第二次大戦で生じた問題を解決すべく、何十年もの間話し合いを続けている。これは、平和条約を締結する為だ。

議論の最中、丸山議員は酔っていたとされる。

条約締結で障害になっている最大の問題点は、南クリル管区の主権に関して、ロシアと日本の間で合意が取れていないことだ。

戦後、これらの群島全体は、ソビエト連邦編入された。しかし、日本は、択捉島国後島色丹島、そして、隣接する無人の島しょ(歯舞群島)の帰属先について論争を続けている。